通夜は人生の通知表
明日80歳になる母の名言だ
奄美大島の田舎生まれの母親が「通夜は人生の通知表」だと言う。
とくに知り合いや親戚の通夜に出掛けた直後にこの言葉を吐いている。
母が付き合う範囲の人は、ほとんどの場合、斎場など立派な会場での通夜ではなく、自宅か公民館かあるいは教会の集会室などを借りた程度のもので、ハンドメイドのものでないかと思う。だから、通夜の席で一連の葬儀の舞台裏を見てしまうのだろう。
私は以前はこの言葉を余り評価していなかったが、最近は名言だと思うようになってきた。
評価しなかった理由は、通夜よりも葬儀の方がよく現れるはずだと思っていたから・・・・。
ところが、ここ数年、母の眼力に脱帽し始めている。
亀の甲より年の功・・・ということらしい。
とくにこの一年は、臨終間際から、臨終直後、仮通夜、通夜、葬儀、葬儀後の清算にいたるまで立ち会うことが多くなって感じることは、残された方々の心。そしてそれを垣間見せる場面。
圧倒されるほどの愛情を感じるとき、はたまた全くの社会儀礼だけの場合や、ご遺体を一人残して儀礼(挨拶)で忙しい家族など・・・。
人が裸の心をさらけ出す具体的な場面は、葬儀当日よりも臨終直後から通夜までに現れることが多いことを体験し始めている。
多分、通夜の夜を過ごすと、ある種の霊が乗り移って、気持ちが整理されるのかも。
・・・・弔問客が帰った後の一族会議の内容までは知る由もないが・・・・
何かに取り付かれたように、葬儀当日は平穏を装うことが出来ているケースが多い。
(もちろん、これは私見)
昨日・今日手伝った葬儀では、臨終直後の祈りと打ち合わせに、子や孫など続々と集まって来た。
たった1時間余りで、10数人も集める人なんて、スゴイ!
- すごく愛されていた方だったんだろう・・・
- 愛される生き方をした方だったんだろう・・・
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