年間第2主日
2007年1月14日(年間第2主日)-本来のあり方-
年間第2主日=C年(ヨハネ2.1~11)
「新年早々」という言葉は、日本だけで使われる表現なのでしょうか。「新年早々なのに」連続して引き起こされる公務員による事件。警察官はタクシーの運転手を怪我させ、消防署員は放火をして、その隙に盗みに入る。
よく考えれば、単に一日が過ぎただけなのに、旧年から新年に変わったという気持ちの切り替えが大事にされるわが国です。しかし、こうした「伝統的な?」感じ方は残していきたいものだなと思います。大げさな言い方かもしれませんが、このような切り替えがあって「日本人らしい」という言葉が似合うようになるのではないかと・・・。
最近私が感じている「日本人らしさ」は、「食文化」です。先日病院に定期診察に行きました。70歳代のご夫婦が待合ロビーの食事コーナーで遅い朝食を取っていました。多分、検査のため朝食抜きで来院したのでしょう。私もお茶を飲もうとコーナーに行きました。ついつい目に入ってきたご夫婦の弁当の中身は「煮しめ(煮つけ)」でした。バランスよく食材が使われ、日持ちもよい「伝統的な」日本食です。もくもくと箸を運ぶお二人見て、ほのぼのとしたものを感じました。
静かな中にも絆の確かさを感じ、暖かさを育み、幸せ感を豊かにしていく原点は、夫婦間、親子間、兄弟姉妹間さらに友人間の交わりにあるのではないでしょうか。
これらの関係は、何も特別なことではありません。人間としてごく普通なありようです。こうした環境に入ってこられたイエスさまの姿が「カナの婚宴」で描かれています。ごくどこにでもあるような婚礼の席で、幸せの元になるのは「些細な、そして身近な」その場に合った本来のものです。あるべきものがあるということがいかに大事なことなのかを、さりげなく演出してくださるのがイエスさまです。宴会の席で欠かすことができないもの、それが酒です。
人間の営みすべてに関わろうとしているイエスさま。人間の悲しみばかりでなく、喜び、楽しみの交わりにも関与してくださいます。ごく普通の人間のかかわりを、神との恵みの関係に置き換えようとなさいます。この「置き換え」が本来のあるべき関係です。これに私たちが気づくかどうかです。こうしたことは、日常的になされています。
本来あるべきものが、あるべきところに、あるべき人と一緒にあることが双方を生かすあり方といえます。
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今回からコメントが書きやすくなったということらしいので、お礼方々はじめて書き込んでみます。メッセージの内容に対するコメントを書くにはまだ自信がありませんので、まずはご挨拶だけで…。
今後ともよろしくお願いします。