復活節第6主日
2007年5月13日(C年)-神の恵みは・・・-
復活節第6主日(C年)ヨハネ14.23~29
わたしたちにとりまして「大事な人、かけがえのない人」はいます。
恋人であったり、お子さまであったり、人生の転機に多大な力になってくれた方であったり、人により様々です。それも一人二人ではないかもしれません。その年齢にあった人々が登場しそうです。
今、自分がこうしておれる原因は何なのかを振り返ってみるのもいいでしょう。意外な人が登場してくるかもしれません。
いつになったら無くなるのでしょうか。人命を軽視した誘拐、殺人事件が後を絶ちません。「元中洲ママに無期求刑」「人命軽視甚だしい」の活字が目に付きます(毎日新聞西部版)。「贅沢な暮らしをしたいという金銭欲を満たすために」2人の夫を保険金目的で殺害した、とあります。そういう彼女にも、人として、女性として真のしあわせな生き方を味わったと思われます。いいにつけ、悪しきにつけ転機があったはずです。そのとき、選択基準が狂ってしまったのでしょうか。よく考えればちょっとしたことです。
このようなことは、今に始まったことではありません。人類史上、どこの国の人も味わってきました。イエスさまの時代とて同じです。今日の福音は、イエスさまと弟子たちの別れを述べています。その転機に当たり、イエスさまは「心を騒がせることはない。恐れることもない」(37節)といわれます。そのためには、弟子たち自らが無力な存在であることを認識し、「父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊」に自分を開くことです。
弟子たちはこれまで困ったことがあればイエスさまに聞き、力づけられ慰めと励ましを受けていました。これからはそれができなくなります。その代わりに「事が起こったときに、あなたたちが信じるように」聖霊が、「すべてのことを教え、わたしが言ったことをすべて思い出させてくださる」(26節)のです。
自分は何でもできると豪語する人にとって、神は無力です。「神の恵みはわたしの弱さにおいて完成される」(Ⅱコリント12章9節)からです。神の召しだしは、一人ひとりに向かいます。そしてわたしたちは共同体として派遣されるのです。
いつもイエスさまに励ましをいただけるように自分の現実を直視いたしましょう。
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