年間第19主日
2007年8月12日(C年)-小さい群れよ-
年間第19主日(C年)ルカ12.32~48
鹿児島教区の郡山健次郎司教は、自身の標語を「それでも!喜び・希望・感謝」としました。中でも、「それでも」が“ミソ”である、と言っておられます。
鹿児島教区は小さな教区です。共同体の人数としては他に影響を与えるほどの力があるとはいえないようです。「それでも」存在しているのです。「ある」限りにおいて、たとえ小さな群れであっても何かの役にたっているのです。そう言いきれる根拠が今日の福音にあります。
「小さい群れよ、恐れてはならない」(32節)。今日の福音の冒頭のことばです。
これは弟子たちに向けられたことばです。人間的に見て、彼らも決して大きな群れではなかったということです。彼ら自身では他者に、そして社会に向かって影響を与えるほどの力を秘めているわけではありません。しかし、イエスさまは彼らにその将来を託さなければいけないのです。そこで彼らを励まし勇気付けておく必要がありました。小さな群れであっても存在している根拠は「あなたたちにみ国をくださるのは、あなたたちの父のみ心である」(32節)からです。
日本における現在のカトリック教会も小さな群れです。それでも、それなりに教会に託された使命を果たしています。「数の論理」でいくと、勝ち目はありませんが、それでも、しっかりと生きています。この積み重ねが「証し」になっていきます。
「それでも」の中身を探っていきますと、決して悲観的になる必要はありません。むしろ、ファイトが出てきます。その中で、「父のみ心」を意識し、内容に気づいていきことができれば、最高ですね。
イエスさまは当時の社会通念を用いて例えを話し、弟子たちを元気付けました。この話しは、現代に生きるわたしたちに向かっても言われています。むずかしい話をするよりも、単純明快な話しを通して訴えるほうが影響力は大きくなります。込み入った話しにはそっぽを向かれます。
今日のイエスさまは、弟子たちを励ましながら、影響力を持つための源とその発揮の仕方を語っているように思います。単なる方法論よりも、それが出てくる心、意識の切り替えを助言しています。日常の中でトライしてみましょう。
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