年間第14主日(A年)
2008年7月6日(A年)-招待状-
年間第14主日(A年)(マタイ11.25~30)
日常生活の中で、「招待状」を差しあげたり、いただいたりすることはよくあります。それは慶事に限ってのことのようです。不幸があったときは「ご案内」とか「ご通知」の表現をとることが多いような気がします。
「労苦する者、重荷を負う者は、みなわたしのもとに来るがよい。わたしはあなたたちを休ませよう」(28節)ということばは、イエスさまからの「招待状」です。人間的に見ますと、とんでもない招きのことばです。誰もこのような招待状を書くことができませんし、そうすることを考えるようなこともありません。まずは、自分自らがそうするゆとりもありません。自分のこと(問題)を消化することで一杯です。
イエスさまのことばを聞いた当時の人々は何を思ったのでしょうか。残念ながら人々の反応に関しては記されていません。
「贈らない、求めない、受け取らない」の見出しが先日の新聞に出ていました。何のための標語かと読んでみますと、来る13日に投票が行われる鹿児島県知事選挙に関して、「明るい選挙推進協議会」から、立候補者事務所への呼びかけでした。そして、「投票所案内状」が送られてきました。正直に申しまして、案内状にどのようなことが書かれているのか詳細に見たことがありませんでした。今回はじっくりと読んでみました。選挙資格のこと、期日前投票に関して、投票所の案内図、その他投票に関する注意事項が記載されています。しかし、どこにも「清き一票」を大事にしましょう、とか、国民の権利と義務を実行するときですので選挙に行きましょう、とかの文字は見当たりません。さらに、「投票への招待状」なんて書いていればいいのにな~、と思ってしまいました。
どうやら人間という生きものは、自分への還元度の大きさに比例して関心を示す存在のようです。そういう「わたし」自身もその中の一人です。招待状の中身をしっかりと自分の置かれている立場に応じて、読み直す作業が必要なのではないでしょうか。
その観点から、今日のイエスさまの招待状を一人ひとり読み直してみましょう。意外と自分が今まで気づいていなかった自分のタレントに気づかされるのでは、・・・・・!ここに「みことば」は生きているという実感もわいてきます。通常、招待状はわたしたち一人ひとりへのものです。名指しで呼ばれるのです。この重みをじっくりと味わってみたいですね。
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