年間第4主日(B年)
2009年2月1日(B年)-人からの権威、神からの権威-
年間第4主日(B年)(マルコ1.21~28)
最近、しばしばテレビで見るようになったコマーシャルです。化粧品関係の宣伝だったと思います。若いお姉さんが登場します。ナレーションが入ります。「笑顔はうそつき、お肌は正直」という内容です。「ウ~ン、なるほど」と思う反面、的を得ているかもしれないけど、「真実」かな、とも思います。一方では「皮肉っぽく」もあり、他方では「ご無礼」かな。
どこに比重がおかれているかといえば、化粧品を売りたい、買っていただきたいという一点です。当然の話です。たくさんの方に買っていただくと、それが実績となり、その実績を基にして別のコマーシャルができます。年とともにその宣伝は緻密で巧みになります。そして会社の名前を聞くだけで、安心して次の製品を買っていただき、「顧客」を増大させます。皆から信用度を勝ち取り、あの会社の製品だと大丈夫と言われ、化粧品では「権威ある会社」として認知されていきます。こうなれば、それこそ「しめたもの」です。
長い歴史が必要ですし、誠実なあゆみが大事です。こうした歴代の会社にも、その下積み時代があったはずです。周りの人にはわからない、または、想像できない生みの苦しみがあったことでしょう。しかし、大手になっていきますと、消費者の利用で大きくなってきたことを忘れ、逆に消費者を裏切る結果になった会社もあります。残念なことです。
今日は、人々にはまったく無名の人物であったイエスさまが、いきなり「権威ある」教えを披露します。「人々はその教えに非常に驚いた。イエスが律法学者のようにではなく、権威ある者のように教えられたからである」。「実に権威ある新しい教えではないか」(27節)。そして、イエスの評判はガリラヤの全地域に広まったのです。
一般的に、人間社会では人々が「権威」を付与してくれます。つまり、自分の外側から入り込んでくるものです。イエスさまの場合は、あくまでも、イエスさまご自身から溢れてきたものです。それを人々が素直に受け入れてくれました。
その背景には、イエスさまの隠れたナザレの生活(下積み)がありました。しっかりと両親に従って生き抜いたのです。両親は「親の権威」をもって、子育てをし、イエスさまはまっすぐに成長していきました。「みどり子は成長し、強くなり、知恵に満たされた。神の恵みがその上にあった」(ルカ2章40節)。
親は親として、子どもは子どもとして生き抜いていくところに、実は、「真実」を見抜き、そうした生き方が身についていくのではないでしょうか。相手が見えるようになるし、自分も見えるようになります。もちろん、神さまの関与はいつもあることを前提として、・・・・・。神の恵みはいつもわたしたちの上にあります。
- カテゴリ
- 前半の年間主日
- 固定リンク
- ¦
- コメント (0)
- ¦
- トラックバック (0)
- トラックバック用URL:
- http://mr826.net/yz/seisyo_message/message/090201/tbping
- 年間第3主日(B年)
- ¦
- メイン
- ¦
- 年間第5主日(B年)