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カトリック鹿児島司教区司祭・Fr.YASUです。毎週、木曜夕方更新が目標。日曜日の聖書の言葉をもとにメッセージ(説教)を練っています。ツッコミ?やエールなどがありましたら、コメント欄にお願いします。
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キリストの聖体の主日(B年)

2009年6月14日(B年)-イエスさま流儀-

作成者 Fr.YASU投稿日 2009年06月11日 18時00分 最終変更日時 2009年06月11日 22時09分

B年司祭

キリストの聖体の主日(B年)(マルコ14.12~16、22~26)

 人間は、その人となり、顔立ち、体形、どれをとってもまったく同じ人はいません。似た人はいますが、双子であっても同じではありません。その「人格」が違うからです。そして、その人なりの「流儀」というものが存在します。その「流儀」にこだわる人、「流儀」を大事にしながらもさらにそれに磨きをかける人もいます。それは、その人の「個性」の豊かさにつながります。

 しばしば、その個性は他者に受け止められないまま、ある時は不愉快な思いをさせたり、ある時は誤解を与えたりしてしまいます。しかし、個性があるからこそ、その人の存在理由もあります。必ず、どこかで、誰かの役に立っているからです。

 わたしたち人間はそのような存在です。つまり、壁にぶつかりながら、さらに限界を感じながらもどうにかして人のためになる存在者であり続けたいのです。一人ひとりは違っていても、一般的に人としてみた場合、これが人間の「流儀」です。

 今日はご聖体の祝日です。俗っぽい言い方ですが、神さまの「流儀」を感じます。それは、神は人から無視され、拒まれるたびに、「これでもか」といって神のあわれみを人間に示されます。ここに神の「流儀」を感じます。イエスさまは、その生涯の中で人間一人ひとりの苦しみ、病を担い、癒し、励ましてきました。それなのに、人からは相手にされず、誤解されっぱなしの連続でした。人間であれば、通常はあきらめてしまいそうです。拒み続けられればされるだけ、イエスさまの人へのあわれみ、愛が吹き出してくるのです。イエスさまの受難であり、十字架の犠牲です。さらに不思議な姿のもとにわたしたちとともに留まろうとなさいます。人間にとって、その気になればいとも簡単に無視し、拒みやすい小さなホスティアがそれです。

 これは何を意味するのでしょう。わたしたちの弱さ、苦しみ、悲しみをともに味わうために自らを低くしたイエスさまの愛の遺産なのです。徹底的にわが身を人間に差し出すイエスさま流のなさり方です。イエスさまはそれにこだわっています。人が自分の「流儀」にこだわるときは損得の意識が働きます。面子が邪魔します。イエスさまは人間(相手)の損得(救い)にこだわりの根拠をおきます。

 ご聖体の存在はすべての人にとって有益です。限界はありません。イエスさまはわたしたち一人ひとりの人生のあゆみに歩調を合わせようとなさいます。わたしたちにそれを拒否する権限はありません。人に優しくされる以上にありがたいことはないからです。権限というより、おのずと受け入れていく姿が普通ですし、自然です。拒否するのは、どこかで「突っ張っている」ように見えます。

 ご聖体をいただくたびに、イエスさま「流儀」に気づいていきたいですね。その姿に感謝し、素直に受け入れる自分を目指したいものです。

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