自己紹介
パウロ・糸永真一(いとながしんいち)の自己紹介 略歴 ●1928年 長崎県平戸市生まれ、紐差(ひもさし)教会で幼児洗礼 ●1952年 カナダ・モントリオール大学神学部卒業、司祭叙階 ●1953年 同大学神学部 […]
2006/10/18/ 13:14
2006年1月、長年勤めてきた鹿児島教区司教(教区長)の職を後任に譲り、自由の身となった。考えてみると、もっと自由な立場でキリストのよい便りを語ることができる。
だから、これからも力の続く限り福音宣教の使命を継続するため、このホームページを開くこととした。
この試みにはいくつかの方法が考えられるが、当面、世の中の折々の問題や現象を取り上げ、これをカトリックの立場、特にその社会教説の視点から論評して、物事の真の意味を考えていこうと思う。そしてこれを、少し大げさだが『カトリック時評』と名づけ、月に2回程度、順次更新していきたい。
新約聖書のヨハネ福音書は冒頭で宣言している。「光は闇の中で輝いている」。続けて言う、「闇は光に打ち勝たなかった」(ヨハネ1,5)。
おそらく、この光は肉眼には見えない。わたしはこのカトリック時評を通して、心眼、すなわち理性と信仰の二つの目で、皆さんとともに、希望をもって光を探して行きたいと思う。
また、このページを見てくださる方々の批判や教示、疑問や質問をいただいて対話の機会にすることができればと願っている。
写真は鹿児島カテドラルザビエル教会所蔵のF.ザビエル上陸の図
=長谷川路可画伯作