カトリック時評

カトリック時評

平和な日本再生の鍵は労働問題

公開 [2007/02/01/ 00:00]

カトリック時評2007

――規制緩和や構造改革がもたらした格差や貧困の克服のために―― 昨年来のライブドアや村上ファンドの躓きは、利潤を上げるためには形(なり)振り構わぬ野放しの資本主義、経済至上主義、市場原理主義の実態を…

「いじめ自殺」が残した教訓

公開 [2007/01/15/ 00:00]

カトリック時評2007

――いのちを守る家庭の再建と隣人愛を育てる教育―― 昨年もいじめや虐待死など、幼児・児童・生徒にまつわる悲しい事件が相次いだ。いじめは昔からあったが、その後の報道によれば、いじめの実態はかなり…

ヨハネ23世の『地上の平和』

公開 [2007/01/01/ 00:00]

カトリック時評2007

――平和を創るための基礎知識―― 北朝鮮やイランの核開発をめぐって世界は騒然とし、防衛論議が盛んである。一方、憲法9条を守れば平和が守れるという単純な発想も見られる。しかし、平和は絶えず建設すべ…

鹿大病院のクリスマス

公開 [2006/12/15/ 00:00]

カトリック時評2006

――日本の年中行事に定着したその意味は―― 今年もまたクリスマスがやって来る。母の袂に包まって教会に急いだ小さいころのクリスマス、灯火管制下の薄暗がりで祝った太平洋戦争勃発の年のクリスマス、さま…

家庭の教育的役割とその危機

公開 [2006/12/01/ 00:00]

カトリック時評2006

家庭教育の重要性とその内容、そしてその危機的状況について考える。 いま、教育に関する議論が盛んである。学校崩壊や教育崩壊の言葉が飛び交い、教育のひずみやゆきづまりが心配されているのである。そこで今回…

教育基本法改正案をめぐって

公開 [2006/11/15/ 00:00]

カトリック時評2006

教育基本法の改正をめぐって、教育本来の意味や担い手、公教育の使命や限界について、検証する。 教育基本法の改正がいよいよ現実の問題になってきた。安倍内閣が優先事項として教育改革を政治日程に入れ、私…

『カトリック時評』を始めるに当たって

公開 [2006/11/01/ 00:00]

カトリック時評2006

カトリック時評を始めるにあたり、このサイトの趣旨を簡単に述べる。 さる1月、長年勤めてきた鹿児島教区司教(教区長)の職を後任に譲り、わたしは今、自由の身となった。考えてみると、これで職務として語…