「主の祈り」における七つの願い
公開 [2010/07/10/ 00:00]
教会が採用している、マタイ福音書による「主の祈り」には七つの願いが含まれている。『カトリック教会のカテキズム』にしたがって、七つの願いの内容をまず総括的に見ていくことにする。そこではキリスト者の祈り方…
公開 [2010/07/10/ 00:00]
教会が採用している、マタイ福音書による「主の祈り」には七つの願いが含まれている。『カトリック教会のカテキズム』にしたがって、七つの願いの内容をまず総括的に見ていくことにする。そこではキリスト者の祈り方…
公開 [2010/06/25/ 00:00]
これから、主の祈りの各部分について述べたいと思う。初めはやはり冒頭の呼びかけの句、「天におられるわたしたちの父よ」である。この呼びかけは非常に大切なことを表している。祈りには祈る相手の神があり、それが…
公開 [2010/06/10/ 00:00]
わたしが「主の祈り」を唱え始めたのは何才だったのだろう。あの頃、わが家では家族そろって「公教会祈祷文」にしたがって朝夕の祈りを唱えていたから、小学校に上がる前からだろうと思う。当時、主の祈りは…
公開 [2010/05/30/ 00:00]
昨年6月19日、イエズスの聖心の祝日に始まった「司祭年」もあと少しとなった。多くの熱心な信者たちの祈りや励ましに心底から感謝しつつ、この9月で司祭叙階58年を迎える長い司祭人生を振り返っているが、中で…
公開 [2010/05/15/ 00:00]
肉体をもちながらも霊的な存在である人間の生活の本質は「祈りの生活」であると言ってよい。つまり、祈りなくしては人間の生活は成り立たないというわけである。そして実際、昔から人間は何らかの形で神性を信じて祈…
公開 [2010/04/25/ 00:00]
南日本新聞3月18日付け朝刊によれば、英王室と同外務省は、9月16-19日、教皇はエリザベス女王の招きで英国を公式訪問、女王やウィリアムズ・カンタベリー大主教らと会談するほか、ジョン・ヘンリー・ニュウ…
公開 [2010/04/10/ 00:00]
今年の復活祭は4月4日であったが、それは前日の日没後から徹夜して祝われる。そしてこの復活徹夜祭のミサにおいては、主キリストの死と復活の神秘にあずかる意味で洗礼式が行われる習わしである。今年も多くの成人…
公開 [2010/03/25/ 00:00]
人間は誰でもやがて死ぬ。これほど明らかな現実はない。仏教では「生老病死」の四苦を唱えているが、その指摘を待つまでもなく、「死」は人生最大の苦であり悩みである。それゆえ、大昔から、死の意味を理解し、死を…
公開 [2010/03/10/ 00:00]
わたしのホームページやブログは一般に公開されており、ご意見の書き込みも自由で、暴露記事以外はこれを歓迎しています。それはあくまで対話のためであって、論争のためではありません。そこで、最近の書き込みにつ…
公開 [2010/02/25/ 00:00]
この世は罪悪に満ちている。「思い、言葉、行い、怠り」による大小様々の罪のことである。と言えば、「自分は罪を犯したことがない、自分は潔白だ」、と言い張る人がいるかも知れない。しかし、聖書は言う。「もし、…
公開 [2010/02/10/ 00:00]
昨年12月19日(土)、教皇ベネディクト16世は、教皇ピオ12世と教皇ヨハネ・パウロ2世の英雄的な徳を認め、2人を「尊者」(Venerabilis)とすることを宣言した。列聖に向けて調査が始まると、ま…
公開 [2010/01/25/ 00:00]
一般の新聞紙上にカトリック信徒の活躍のニュースが載ると大変うれしく思う。先日も千葉茂樹さんや緒方貞子さんのことが新聞に載った。もちろんすべての信徒が家庭や社会の中での生活で言葉と行いの証しを通して宣教…
公開 [2010/01/10/ 00:00]
昨年の「年越し派遣村」の記憶はまだ新しいが、今年は、雇用情勢など決して改善されていない中、国や自治体による公設派遣村や、NPOの配慮などの民間の協力で何とか事態は改善されたようである。もちろん教会関係…
公開 [2009/12/25/ 00:00]
降誕祭を迎えてわたしは第2バチカン公会議の言葉を思い出している。「神の子は受肉することによって、ある意味でみずからをすべての人間と一致させた」(現代世界憲章22)。わたしはこの言葉を初めて読んだとき、…
公開 [2009/12/10/ 00:00]
メディア宣教を使命とする聖パウロ修道会の一人のブラザー(修道士)が毎月鹿児島にやってくる。現在は長崎県大村市出身のブラザー田中であるが、先月17日にはわたしの早朝ミサにあずかった後、朝食を共にして、彼…
公開 [2009/11/25/ 00:00]
ヴァチカンや世界の教会との正常な交流がもてない国はいくつかあるが、最も心配されてきたのはやはり中国である。13億という膨大な人口を抱える大国である上に、隣国や世界に対して大きな影響力を持つ国であるから…
公開 [2009/11/10/ 00:00]
10月18日付カトリック新聞は、教皇ベネディクト16世が去る10月11日、ローマ・聖ペトロ大聖堂でダミアン神父ら5人を列聖したと報じた。ハンセン病者の使徒・ダミアン神父はすでによく知られているが、わた…
公開 [2009/10/25/ 00:00]
今年10月18日の年間第29主日は「世界宣教の日」でもあったから、宣教のための祈りとともに、それぞれの教会でそれなりの記念の催しも行われたであろう。隠居の身のわたしは、教会が人類全体のための「救いの普…
公開 [2009/10/09/ 00:00]
過日、“The True Story of Fatima”(本当のファティマ物語―聖母ご出現の一部始終)という96ページの小冊子がファティマ・センターから送られてきた。ファティマにおける聖母のご出現と…
公開 [2009/09/25/ 00:00]
わたしと最も関わりの深い女子修道会といえば、やはり長崎純心聖母会である。姉二人と妹一人が入会しているうえ(姉の一人はすでに他界)、わたし自身も小神学校入学以来今日まで、公私にわたりかかわってきたから…